basicmath にてEmbedsocialの販売を担当しているRioと申します。大学中退という経歴で大それたキャリアもない状況から、スタートアップで合計3年ほど経験を積んできました。仕事を探す側であった過去と雇う側である今の視点を合わせて、ノンキャリアからスタートアップへと転職する可能性について考えさせていただけたらと思います。

※エンジニア職については、ここでは除外させていただきます。

スタートアップの職種について

スタートアップと大企業で働くことの大きな違いは、仕事がどこまで細分化されているかということです。大企業と比べて従業員数の少ないスタートアップではまだ仕事が細分化されておらず、一人でこなす必要がある仕事の幅が広いのが特徴です。その代わり仕事のでき次第では裁量権も大きく任せてもらえるケースも大きく、毎日の仕事を通してスキルを身につけたい方にはスタートアップへの転職はおすすめです。

営業

従来のイメージのようにスーツを着て各企業を訪問するような営業スタイルもあるかもしれませんが、昨今特に新型コロナウイルスの感染が拡大している状況では内勤営業(インサイドセールス)と呼ばれる営業のスタイルが普及しています。

サービスへの問い合わせ前後のお客様に対して主にメールを通してアプローチを行い、電話やzoomなどのWEB会議を通して詳細な説明を行ったのちメール等で最終的な提案を行うというやり方です。内勤営業は業務自体は在宅でも実施できるケースが多く、また企業相手の営業であってもスーツを着てWEB会議に参加する方はあまり見かけません。

スタートアップは技術を生かした製品を開発しているケースが多く、その製品や業界に対する知識や、WEBサービスなどを販売している場合にはプログラミングの知識などもあると大変役立ちます。

新たな仕事を探す側の仕事なため、比較的新たなメンバーを迎え入れやすいのも特徴です。

マーケティング

自社製品に興味をもってくれた人を購買へと導くのが営業の仕事で、自社製品に興味をもつ人を増やすのがマーケティングの仕事です。広告の運用やSEO対策を行い問い合わせ数を増やすことを主な実務としています。

広告においては、スタートアップではGoogle・Yahoo!やFacebook・Instagram、その他バナー広告などWEB広告を活用するケースが多いと思います。少額でも運用した経験があると役に立つと思いますが、GoogleスキルショップFacebook blueprintなど各媒体から公式に提供されているコースを使って学習しておくのも良いかもしれません。

SEO対策は検索で上位に表示されるようなコンテンツの作成がメイン業務となりますが、多くの人に読まれる良質なコンテンツを作成するためには相応の知識が必要になります。ただSEOに関しては、質より量という戦略をとるケースも多くインターンなどで参加しやすいのも特徴です。

カスタマーサクセス・テクニカルサポートなど

月額制のサービスであれば、商品を購入した後にも商品の使い方やエラーが出た際の対応などのサポートが必要になり、カスタマーサクセスやテクニカルサポートといった人たちがこの業務にあたります。担当するサポートの内容や目的によってポジションの呼び方が異なります。

お客様の窓口をするだけのケースもあるかと思いますが、製品仕組みや使い方、サービスの料金・契約に関してなど深い知識があるほど多くのお問い合わせを一人でサポートすることができるため、営業と同様に深い知識があるほどより多くの対応を一人でこなすことができ重宝されることができます。

バックオフィス業務

請求書の送付や顧客管理など大企業であれば専用のポジションが用意されるようなバックオフィス業務は、人数の少ないスタートアップでは専任の人を雇うことなく、仕事を兼任して行うケースが多いと感じます。

これらの業務を統括し各仕事のクオリティを一定以上に保つために図らうのが、マネージャーやCOO, CEOなど上位の役職にあたる人たちです。

スタートアップ転職への第一歩

突然連絡してみる

少ない人数で回しているスタートアップでは、良い人がいればぜひ雇いたいという気持ちはありつつも絶対的に雇う必要のあるポジションを除いて求人サイト等では募集をかけないケースが多いです。気になる企業があればコンタクトフォームなどから連絡してみると返信をもらえるケースもあるかもしれません。

インターンから始めてみる

正社員を一人雇うには保険料など給与以外の負担も発生するハードルが高くなってしまいますが、インターン(バイト・業務委託)などであれば受け入れてもらえるケースも比較的多いです。スタートアップでは常に即戦力を必要としているため、インターンで結果を出すことができれば社員として迎えてくれるケースもあるかもしれません。

求人サイトから応募する

ベンチャー企業・IT企業を中心に幅広く使われているWantedlyは、資金調達後のスタートアップが採用活動に使用するマストアイテムとして位置づけられています。採用に積極的な企業で気になるところがないかザッピングしてみるのも良いかもしれません。また、有名なVC Coral Capitalは投資先スタートアップの採用を手伝うためのプラットフォームを展開しています。日本展開を行う海外のスタートアップであればLinkedInを活用するケースも多いです。

登録だけしてオファーを待ってみるのも良いかもしれません。

転職する際にあると良いスキル

直接的なキャリアの経験以外という点で…。

英語

ありきたりにはなってしまいますが、海外とのつながりがあるスタートアップであれば英語をある程度話せることはとても有利になります。たとえ希望するポジションで直接的に必要とされる場合でなくても、日本のスタートアップで働くひとの中で英語を使って日本人以外とやり取りできる人はあまり多くないため、自分の価値を高めることに繋がります。

プログラミング

こちらもありきたりになってしまいましたが、多くのスタートアップではソフトウェアなどプログラミングを使って作る製品を販売しているケースが多いため、コードの仕組みを分かっていることは営業やカスタマーサポート、マーケティングの仕事の幅もかなり拡げることができます。

営業やサポートであれば、クライアントの質問を都度開発のメンバーに確認することなく全て自分で対処することができるようになり、またマーケティングであればプログラミングの知識をもとにして販売している製品に関する深い内容のSEO向け記事を書くことができ、他の誰にも書けない記事を作ることで結果的に多くの人に読んでもらうことができるようになります。

スタートアップの人が持っていない知識・経験

以前に建設系のスタートアップで、IT業界・スタートアップ等での経験が全くない50代の方を採用したというものがありました。その方は建設業界で長く仕事をされており、IT業界の人が知り得ない建設業界ならではの働き方や慣習などを熟知していることが大きなポイントでした。

直接的な経験やキャリアを持っていなくても、自分のもつ趣味やちょっとした経験が誰かにとってはとても貴重なものになる可能性もあります。

以上、ノンキャリアからスタートアップに転職できる可能性とその方法についての考察でした。近年では多くのスタートアップも登場してきているので、必要な努力と必要な行動を行えば自ずと道は開けるものだと思います!

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Last modified: 2021年1月8日
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