basicmathでは、SNSの投稿や口コミをホームページ上へと簡単に連携することができるSNS埋め込みツール『EmbedSocial』の日本での販売を担っております。2018年5月より国内でのリリースを開始し、2021年9月現在までに様々な業界の中小〜大手企業に至るまで合計400社以上に導入をいただきました。

今回は『EmbedSocial』を通して得た知見をもとに、SNSの二次的活用におけるトレンドやニーズの変化を中心にご紹介いたします。

※本記事では、企業が自社で保有するSNSアカウントに投稿を行い集客数増加を目指す方法を一次的活用と捉え、本来のSNSの枠を超えて大規模なマーケティング施策やホームページ上でSNSを積極的に活用するケースを二次的活用としてご紹介します。

目次

オンライン連動企画といえば「SNSキャンペーン」

SNSの二次的活用におけるまず一つ目の大きな流れは、「オンライン連動企画」においてSNSを活用しキャンペーンを実施するケースです。従来では、はがきでの応募やシールを集めて郵送する形式でキャンペーンを行い、応募者の中から抽選を行った上で当選者にプレゼントを送付するやり方が一般的でした。

それを派生させた形で、SNSを活用したキャンペーンの人気が近年非常に高まっています。

ハッシュタグキャンペーン(投稿キャンペーン)

SNSキャンペーンのうち最も一般的に行われている方法です。

基本的なやり方としては、まずキャンペーンを主催する企業側がお題と専用のハッシュタグを設けます。お題の例としては自社製品の画像と合わせて感想を投稿する、観光系などであれば街の魅力を写真とともに投稿するといった方法が多くの場合に採用されています。設定されたお題に沿った形で一般の方がSNS上に投稿を行い、最終的に運営側による抽選で受賞作品が選ばれプレゼントが贈られるまでが一般的な流れです。

企業側としては、SNSを活用することで従来のキャンペーンと比較して一般の方参加のハードルを下げることができ、また広告離れが叫ばれる中でSNSのフォロワー間で情報を拡散させることで、参加型かつ双方向的に情報を広げることができます。

一般の方としては「企画自体の面白さ」「プレゼントの充実さ」が参加の動機となるため、企画の設計自体が非常に重要になってきます。

リツイートキャンペーン

ハッシュタグキャンペーンよりもさらに参加ハードルの低いSNSキャンペーンが、Twitter「リツイートキャンペーン」です。キャンペーンを主催する企業の公式 Twitterアカウントで専用の投稿(ツイート)を行い、その投稿をTwitter上でシェア(リツイート)することがキャンペーンへの参加条件となります。

一般的な企業のリツイートキャンペーンでは、Twitterのリツイートだけで手軽に参加できる反面、リツイートという作業自体に面白さを感じることは少ないためキャンペーンを主催する企業の知名度や広告の使い方などが重要になってきます。

最も相性が良いのはスポーツやアニメキャラクター、アイドルのファン投票などと連動させるケースで、ファンの方が自らのお気に入りを上位にランクインさせることを目的として盛んにリツイートが実施されるケースが多く見られます。

フォトコンテスト

ハッシュタグキャンペーン(投稿キャンペーン)と手順は同じですが、優れた写真を「順位付けて」表彰する点に大きな違いがあります。キャンペーンが大きな反響をよんでいる事例は、美術館や絶景スポットなどキャンペーン無しでも多くの人が写真を取りたいと思う企画に多く、上位入賞者にはプロのカメラマンが撮影したような高いクオリティの写真も含まれるため、ブランド力の向上にも繋がることが考えられます。

SNSキャンペーンを成功させるポイント

SNSキャンペーンでは、大手企業が主催したキャンペーンであっても投稿数が50件に満たないものもあれば、地方自治体で実施されているキャンペーンで数百件単位での数多くの投稿が寄せられているケースも存在します。単純に豪華なプレゼントを用意したり多くの広告費を費やすのではなく、何を目的として実施しなぜ参加したいと思うのかを突き詰めて考え、最適なSNSキャンペーンを選択することが大切だといえます。

「口コミプラットフォーム」としてのGoogleマップ

地図・経路探索アプリであるGoogleマップは近年その存在感を強め、今では世界最大の「口コミプラットフォーム」としても認知されるようになってきています。目的地に数多くのお店が登録されているGoogleマップでは、オーナー権限を取得するとそのお店の管理者であることが証明でき、営業時間の設定や写真の追加などが行えるようになります。

中でも口コミは、従来まで各業界ごとに複数存在するポータルサイトへと登録し口コミを集めることが一般的でしたが、Googleマップにおいては掲載料が発生しないだけでなく、一般の方にとっても世界中のお店の口コミを地図上から簡単に確認することができるためポータルサイトより使い勝手がよく、今ではお店を選ぶ際にGoogleマップの口コミを見て決める人も非常に多くなりました。

SNSの投稿や口コミをホームページに連携できる『EmbedSocial』の観点では、従来のホームページ制作においては手書きでホームページ上にお客様の口コミを表示するやり方が一般的でしたが、実際のお客様の口コミかどうかを判別する手段はなく信憑性という点においてはあまり高くないのが実情でした。

そこでGoogleマップ上で高い評価をもつ企業では、Googleマップの口コミをホームページへと連携させお客様から寄せられた生の口コミとして活用いただいているケースが数多く存在します。

ホームページデザインへのInstagram埋め込み一般化

ホームページのデザインという観点から捉えると、WEBサイトトップページの下部に自社で運営するSNSを一覧で掲出するデザインが近年主流になりつつあります。

TwitterやFacebookであれば公式よりタイムラインを埋め込み表示させる機能が提供されていますが、Instagramでは個別の投稿しか埋め込みを実装することができません。また公式の機能では画一的なデザインであるため、Instagram投稿のタイムライン表示および柔軟なデザインでのSNS表示を目的として『EmbedSocial』を活用してInstagramなどの連携を希望する方が増加しています。

Instagramの投稿をWEBサイト上に表示させるメリットとしては、Instagram用に作成した画像をサイト上でもギャラリーとして活用することができ、またホームページからSNSへの導線としても役立つためサイトリニューアルに伴いSNSの連携を導入するケースが多く見られます。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)の認知度上昇の流れ

SNSとホームページ連動企画の大きな流れ最後のポイントは、UGCの活用です。あまり聞き慣れない方も多いかもしれませんが、”User Generated Content” の頭文字をとったもので「ユーザー生成コンテンツ」を意味します。一般の方が自発的にSNSに投稿した商品のレビューなどを自社のコンテンツとして活用することを指し、近年少しずつ注目を集めてきています。

手法としては、主に外部ツールを活用してInstagramやTwitterのハッシュタグ経由で投稿の収集を行い、該当するハッシュタグをつけてSNS上に一般の方が投稿していたものが自動で収集されるという流れです。

UGCの活用においては、クリエイティブ制作費の削減・SNS連携の加速・CVRの改善という3点に主眼が置かれ、SNSの連携は言わずもがな一般の方が作成したコンテンツを使用することで自社で画像などを用意する手間を削減できます。またSNS上での一般の方の投稿をWEBサイトで活用することで、SNSで「バズっている」様子をホームページ上に再現することができるため、口コミとしてコンバージョン率向上の効果も見込めます。

気をつけたい SNS投稿の2次利用における注意点

SNS上に存在する一般の方の投稿を2次的に活用する際に気をつけたいのは、著作権の問題です。サードパーティを含め公式APIを通して投稿を取得している場合には2次利用は問題ないとするSNSプラットフォームも存在しますが、SNSに限らず個人の作成したコンテンツは各個人に帰属するという認識が一般的であるため、無断で使用するのは極力避けるのが望ましいです。使用許諾を得るためには主に下記2つの方法が採用されています。

特定のハッシュタグをつけて投稿した時点で利用規約に同意したとする方法

主にSNSキャンペーンを中心に採用されている方法ですが、WEBサイト上でキャンペーンの参加条件や利用規約を明示し、そのキャンペーンに該当するハッシュタグをつけて投稿した時点で2次利用を許可することを規約内で示す方法です。このときハッシュタグの選定においては、SNS上でまだ誰も使用していないユニークなハッシュタグを設定するのが一般的です。個別に許諾申請をする必要がないため、運用面での負担が少ないのが特徴です。

例:EmbedSocial3周年キャンペーン, (観光スポット名)フォトコン

個別の投稿主に対して、利用許諾を申請する方法

利用規約を示す方法では、特定のハッシュタグをつけて投稿する前に投稿者がWEBサイトを一度訪問することが前提になっています。既に存在する自社ブランド名で一般の方の投稿を収集したい場合などには、2次利用を意図しない投稿も多く含まれ個別に利用許諾を申請するケースが多いです。具体的には、各SNSDM(ダイレクトメッセージ)や投稿へのコメントを通して、WEBサイト等での2次利用が可能かどうか伺い、許可が出た投稿だけを使用する流れとなります。

本記事では、SNS2次的活用における4つのトレンド及び注意事項をご紹介いたしました。従来はWEBサイトやテレビCMをはじめ企業からの一方的な情報発信が中心でしたが、SNSの登場により使用した方の「生の声」を簡単に聞くことができるようになりました。SNSがマーケティングにおいてより重きが置かれるほど、それに付随する形でWEBサイトでの連携やUGC活用の流れも今後さらに加速することが予想されます。

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タグ: , Last modified: 2021年9月17日
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